蝉の初鳴き
6月27日に蝉の声を聞きました。クマゼミのシャンシャンという声です。
文化会館の坂道に出て方向を確かめると、南から聞こえました。
人家の密集する方向ですが、立派な庭木もあったりしますのでその所為でしょうか。
例年だと7月10日頃ジーッと鳴くアブラゼミの初鳴きが聴かれるのですが、今年は例年より早いのかも知れません。
クマゼミの数は半世紀も昔に比べれば、とても増えています。温暖化が原因という説もありますが、文化会館周辺と浅間大社境内では文化会館周辺の方が多いのを感じます。
市民文化会館が出来たときに、敷地内に多くの樹木が移植されました。
今ではどこでも聞かれるアオマツムシの声を初めて聞いたのも、市民文化会館敷地内にある芙蓉館の碑の近くでした。
私見ですが、アオマツムシもクマゼミもこの時に樹木と土ごと運ばれてきたのではないかと推察します。それだけが原因では無いかもしれませんが、大きな樹木が遠方より運ばれる事で人為的に生物分布が変わってきている可能性は否定出来ないと思います。
もう一つ蝉について思う事ですが、中里山ではミンミンゼミの声を聞く事がありますが、浅間大社周辺ではまず聞きません。距離的にはそんなに離れているとも思えませんが、何か原因があるのでしょう。
でも、姿こそ見ていませんが昨年か一昨年に、市民文化会館辺りでミンミンゼミの声を聞いた事があります。近くの浅間大社後背林の方から聞こえたように思えました。
さて、どこからやって来たものか、定着する事が出来るのか、興味を持って見ています。
いよいよ蝉の夏が迫ってきました。
初鳴きや珍しい声など、記録してみてはいかがでしょうか。