役割

 「群盲象を撫でる」と言う言葉がある。手探りではあまりに大きな物の本当の姿は判らないと言った意味合いなのだろうが、祭りも又大きな生き物で、いろんな役割によって成り立っている物なのだ。
 何年か祭りに従事すると祭りについては何でも判るような気になる物だ。でも、それは自分の場所から見たほんの一面だと言うことに気づくのはもっともっと長く祭りを経験してからのこと。囃子や踊りは祭りの花であるが、山車周りを受け持つ山車係(梃子方、屋根方)が居なければどんなに立派な山車も動かせないし、給与が無くて空腹では引き回しも半日持たないだろう。全てを経験することは無理にしてもいろんな仕事の必要性を理解しなければ、祭りという大きな生き物を御する事は難しい。

役員


祭典長(区長)、副祭典長(各町内会長)、顧問、相談役など

実行委員

祭りの実行計画を立て運営する。

進行

運行計画を練り、進行させる。

交渉

他町内と山車の乗り入れなどに関わる折衝を行う。

山車

山車の運行時、山車の操縦を行い、周りの障害に対処。

屋根方は電線に対処。
夜の寒さは厳しい。

梃子は主にブレーキを担当


特製舵取り装置は優秀だが前方の確認が難しい

宮本の山車はこんな路地でも通行できる
舵取りの腕の見せ所である
 

保安

車の通行整理(安全協会員)と
子供の保護(子供会保護者など)

会計

準備から片づけまで会計全般

※言葉で言えば一言だがこれが大変

庶務

回状予定表資料他作成
広告取りと集金
備品チェックと手配
衣裳の注文をまとめ発注し、配達集金する。(参加者の利便を優先し、利益はない。)
※重要なのに宮本の役割表に載らないと言う不思議な役回り

囃子方踊り方給与はそれぞれのページを参照して下さい。

※一つの役を数人で分担する一方、一人で複数の役を兼務する事も多い。

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