囃子仲間の祝い

 囃子をおぼえて囃子方と名乗るに相応しくなったとき、町内の人間の場合は家の前を通る際に山車に乗って囃子を叩く。そして夜、山車の運行が終わってから底抜けで家の前まで引き回し、家族に晴れ姿を見てもらうようにしている。
 祭りを実施していない地域から祭りに参加し、何かと手助けしていただいている人たちが居る。町中から若者が流出し、祭りの運営自体が苦しくなっている今日、彼らの参加がとても大きな助けとなっている。囃子に関しても彼らの希望が有れば習い、囃子方になることもできる。そんな彼らにも分け隔てなく囃子方の祝いをしようと、底抜け屋台を作ってから他地域から参加の仲間の自宅まで祝いに押し掛けるようになった。

カーキャリア(春日自動車協力)に底抜け屋台を積んで祭りのない地域から参加している囃子方の家まで囃子を披露に行く。
これはいっぱしの囃子方として認められたという祝いと感謝の気持ちの現れである。

囃子方の家まで囃しながら底抜けを引く
そして仲間で踊りを披露する
遠くは富士山の麓、人穴の牧草地まで行ったこともあり、万野原新田、舞々木、安居山などその地域はまちまちである。

写真は平成12年の物

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